
プロジェクトの背景
昨年2023年は「フェムテックを、もっと」をテーマに、もっと「話そう」、もっと「知ろう」、もっと「考えよう」、もっと「伝えよう」をコンセプトに多様な人がコミュニケーションをとりあうビジュアルを作成しました。2023年のイベントキービジュアルの詳細はこちら。
2023年がフェムテックという言葉や、活動自体を広げることを意識したビジュアルであったのに対して、2024年はそこからさらに深めたテーマとして、自分をまず「知る」ことが人に対しても、社会に対してもやさしさにつながる、というコンセプトが設定されました。制作にあたってメトロポリターナ編集長の日下紗代子さんに、2024年のイベントに向けた想いや予定しているイベント内容などをヒアリングさせていただきました。「知る」と「やさしさ」をテーマとしてビジュアルの構想を練り、作成を行いました。

ビジュアルコンセプト
『メトロポリターナがこのFem Care Projectで伝えたい「知る=やさしい」とはなにか?』を掘り下げながらビジュアルづくりを進めました。ディスカッションの結果、色使いとイラストのテイストは2023年版とリンクするように作成。「やさしさ」がキーワードとなることから、2024年版はビジュアルを見た人の心があたたかくなるような、よりハートウォーミングなタッチを心掛けました。今回は、自分を知ること、他者を知ることの2つの軸を大切にし「相互理解」や「共同作業」のアイデアを込めたビジュアル案を複数ご提案しました。そのなかから、知るという作業を”パズルをつくる(ピースを埋めていく)“作業になぞらえるビジュアルの方向性が決まりました。
2023年版ビジュアル(スマホ対応版)
2024年版ビジュアル(スマホ対応版)
ビジュアルへのこだわり
フェムテック・フェムケアを掲げつつも、国際女性デーだけの活動ではなく、よりよい社会づくりに向けた活動につなげたいという想いも強いことをお聞きして、ビジュアルにもさまざまなメッセージを込めました。パズルをしている人の性別・年代や、積み上げている階段状のパズル台の高さにも実は「公平や平等」への想いや意味を込めています。PC版とは異なりスマホ版では、かわいらしいゾウが登場するなど、細かい仕掛けも。ビジュアルをパズルモチーフにしたことで、すべてのコンテンツを「足りないパーツを埋める」ものと位置付け、ビジュアルだけでなく想いを分かりやすい言葉でも表現することが可能になりました。

派生プロジェクト告知ビジュアルの作成
メトロポリターナFem Care Projectによる国際女性デーイベントを機に産経新聞社×Ridgelinezで新たに始める「DEI Transformation HUB」通称「トラハブ」の告知ビジュアルについても、連動してパズルモチーフで作成させていただきました。イベントがきっかけであることから、モチーフとして共通のパズルを使用しつつ、テイストや新しく付加する要素を検討しビジュアルを作成しました。Ridgelinezさまのプロジェクトメンバーの皆様とディスカッションを繰り返し、いただいた意見を取り入れながらビジュアルが完成しました。不揃いな電球、あえて残した欠けているピース、性別や年代不明の手元などなどたくさんのメッセージをビジュアルに込めています。

- Creative Direction
- Hara Miyuki
- Illustration
- TOOKU SHOU
CUSTOMER REVIEWS
お客さまの声
メトロポリターナ編集長
日下紗代子さん

- ブランディングをトレブルに依頼した感想を率直にお願いします。
- 今回、2回目のご依頼でしたが、やっぱり今回もトレブルさんにお願いしてよかった!と思いました。
- 2023年に引き続きご依頼いただいた理由や、2年連続で頼んだ感想、昨年との違いなどなにかあればお願いします。
- はじめてご依頼したとき、私達のプロジェクトで大事にしていることに深く共感してくださり、見事にクリエイティブに表現いただいたので、今回も!と思いました。当時から、丁寧なヒアリングで、的確に想いを言語化してくださり、オリエンがとてもスムーズでした。その結果、イベントのコンセプトを、誰もがみてもわかりやすく、「吹き出し」というキーアイテムまで提案いただき、イベント全般で活用することができました。今回は、「やさしい」というコンセプトが軸にある中で、「やさしさのピース」を組み合わせることが、目指したい未来につながる、そんな世界観をご提案いただき、とても嬉しかったです。
- キービジュアルの反応や評判などはいかがでしたか?
- 老若男女とわず、とてもよかったです。まさに「やさしい」雰囲気が伝わって、親しみやさが評判につながったと思います。
- 今年は派生のプロジェクト(Ridgelinezさんの告知ビジュアル作成)もご依頼いただきました。自社以外のビジュアルを一緒に制作してみて、なにか感想あればお願いします。
- 自社以外の方と協業で制作することは初めてでしたが、共通の想いがありながらも、自社では思いつかない多様な視点が交わり、オリエンも楽しかったです。